営繕かるかや怪異譚が連載に！
小野不由美さんによる
じわりと怖いホラー
『営繕かるかや怪異譚』
いくつかの短編からなる
小説でどれもじわりと
怖い物ばかりです。
さすが小野不由美さん
という感じの話ばかりです。
その小説が今回
ジャンプSQで連載漫画に！
10月号からの
短期集中連載だそうです。
なので今回は
あらすじ
間取りや舞台が関係？
この事について
お話していこうと思います
営繕かるかや怪異譚のあらすじ
間取りや舞台の前に
マンガ化されるであろう一巻の
各章のあらすじをざっくり
行きたいと思います。
奥庭より
祥子は亡くなった叔母の家を継ぎ
暮らすこととなった。
開けてはいけないと言われていた
奥の間はなぜか
何度閉めてもふすまが少し空いている
一体何がふすまを開けようと
しているのか。
奥の間には一体何が
屋根裏に
二世帯同居を始めたが
母親が最近
「屋根裏に誰かがいる」
「天井の隙間から誰かが見ている」
というようになり、
心機一転建て直し
ところが子供達も見えると言い始め…
幼い日の思い出が脳裏をよぎる
その何か正体は？
雨の鈴
彼女は雨の日必ずいる
黒い着物を着た女性
鈴の音とともにやってくる彼女が
「お悔やみを申し上げに来ました」
といって家に来ると
不幸が続くらしいが、
その女性がいま家に向かってきている…
異形のひと
親の仕事の関係で
いやいや引っ越してきた
女子高生の真菜香
良く言えば親身なご近所さんに
憂鬱が積もる日々
そんな中家のいたるところで
老人がかくれている
真菜香にしか見えない老人に
次第に追い詰められていく真菜香は…
潮満ちの井戸
急にガーデニングにハマりだした夫
水やりが楽になるようにと
昔の井戸を直して使い始めた所
おかしなことが起こり始めて
何故か水をやってるのに
枯れ始める植物
濡れたなにか
あの井戸はなにを連れてきたのか
檻の外
麻実はシングルマザー
杏奈という幼い娘と共に
大叔父が住んでいたという家に
引っ越して来た二人
ガレージに何かあるのか
なかなかエンジンがかからない車
突如閉まるシャッター
車にはいるはずのない人影が
恐怖しながらもページをめくる手が
止められない一冊
七葵(なつき)ゴーストハントもそうなんだけど、中途でやめるのもそれはそれでなんか怖いんだよね
うさうさ得体が知れないところでやめると逆に怖い事ってあるよね
その全てには間取りと舞台が
多いにかかわっているとか？
どうなんでしょうか？
間取りや舞台が関係？
まったく関係ないとはいきませんが、
関係ないのもあります。
ですが、ここでよく登場するのは
町家の古民家
町家は中庭があるのが特徴で
古都とかによくあり、
最近では
リフォームしてカフェに
というのも聞きます。
何とも風情ある感じですが、
古民家なので手入れが大変とか。
うっそうとした中庭が出てくるので、
そういう造りかと。
そして舞台は
城下町
いかにも何かありそうなところが
またちょっと怖いです。
この小説の特徴として
一切霊能者は出ることなく、
どの家もリフォームなどに
同じ工務店に頼んでいる
ということから
同じ市内であることが
うかがえます。
営繕かるかやは地域密着型
のようです。
営繕は建物を修復したり
立て直すことを指すそうで
ほぼ大工です
工務店の別名って感じです。
工務店や営繕が出てくるあたり
間取りが無関係というわけには
いきません。
修復や建て直しに
怪異と密接な関係がある
家や土地そのものに
何かある場合もなくはないですが、
間取りにも何かあるようです。
七葵(なつき)土地によっては色々だしね、古都なんて特に
うさうさ掘ったら何でもないものが出てくる土地なんだろうね
霊能者や学者など
専門的な人物ではなく
霊感も何もない普通の大工さん
がこの物語のキーパーソン
ということが新鮮でした。
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営繕かるかやまとめ
角川文庫の表紙は
どちらかというと
ほのぼの
とした感じなのですが、
よく見るとそこかしこに
怪異の影があります。
その時点で
ちょっとゾッとします
読んでから見ると
またちょっと怖いです。
ちょっと夜中読むのは怖いですけど、
それがまたいいというか。
秋には漫画という形で
再び読者を
戦慄させてくれそうです。
キャラデザも良かったです。
連載が楽しみです！
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